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憲法9条を守り生かす役割果たす

 日本国憲法9条の碑の建立が各地に広がるなか、岐阜市のみどり病院の玄関前に、県下2つ目となる「9条の碑」が完成し、その除幕式がありました。

 地域の9条会や岐阜民医連などでつくる「建立する会」のメンバーら60人が見守るなか、幕が引かれ会場は会場は拍手包まれました。

 徐幕式のスピーチで、岐阜・九条の会吉田千秋さんは、「憲法9条は今も生きています。生きているからこそ9条を根絶やししたい人たちがうごめいています。憲法改悪を許さない決意としてここ岐阜県に、命を守る病院の前に9条の碑が建立されたことはわたしたちにとって励みになります。今後、9条を守り生かす運動の最先端の役割を果たすと思います」と述べました。

みどり病院玄関前に建立された「9条の碑」 11月3日 = 岐阜市

小選挙区(1区・2区)の得票・得票率

しんぶん赤旗と党の論戦の果たした役割に確信を

 10月27日投開票の第50回総選挙では、自民党裏金議員や現職の閣僚、公明党党首らが落選し、自民、公明両党が19年ぶりに過半数を割る大敗。自民党政治への国民の厳しい審判が下されました。

 自民党派閥の裏金づくりを暴露し、選挙終盤に裏金非公認候補への2000万円支給をスクープした「しんぶん赤旗」と日本共産党の論戦が、この情勢を生み出す大きな原動力になりました。

 日本共産党(公示前10議席)は比例で7議席、小選挙区で1議席(沖縄1区)、合わせて8議席と悔しい議席後退となりました。東海ブロック(定数21)では、本村伸子氏の議席を守りました。

 田村智子委員長は28日の記者会見で「国民のみなさんが自民党政治に代わる新たな政治を模索し探求する前向きなプロセスが始まった」として、各分野で国民の運動の発展、要求の実現に全力を尽くすと述べました。

 岐阜県の日本共産党は、比例で4万4210票(得票率5・09%)を獲得しました。前回参院選挙比では、5401票減(同0・69㌽減)。21年衆院選比では、1万4041票減(同1・14減)でした。

 小選挙区では、自共対決となった1区山越徹氏が4万8325票(得票率32・53%)、2区三尾圭司氏が3万3634票(同22・84%)と躍進しましたがいずれも及びませんでした。

 28日、岐阜駅前で1区候補として奮闘した山越徹日本共産党岐阜市委員長が総選挙の結果報告の街宣を行いました。山越氏は「みなさんから寄せられた票は、自民党の金権腐敗政治に対する大きな怒りと憲法をいかし平和と暮らしをまもる政治を求める市民の声だと実感しています。ご支持、ご支援していただいた皆さんに感謝を申し上げると共に、引き続き掲げた公約の実現に全力で頑張る決意です」と訴えました。

 2区候補の三尾圭司西濃地区副委員長は大垣駅北口で「平和や暮らしへの願いを託した多くの票を議席に結びつけることができませんでした」とおわびしたうえで「共産党の訴えが自民、公明の議席を過半数割れに追い込みました」「今後も命と暮らしを守る社会を確立していくため、言うことは言うという姿勢で活動していきます」と決意を語りました。

政策を訴える本村氏(左から4人目)と山越氏(左から2人目)、10月25日 = 岐阜市
街頭で訴えるすやま初美愛知県副委員長(左から2人目)と三尾氏(左)、10月21日 = 海津市

 東海ブロック一斉宣伝 岐阜

 日本共産党岐阜市委員会は19日、名鉄岐阜駅前でブロック宣伝に取り組み、「しんぶん赤旗」日曜版の見本紙を通行人に配付し、堀田信夫市議と山越とおる衆院選岐阜1区がマイクを持ち訴えました。

 堀田氏は「自公政権は口では恒久平和を言いながら裏で戦争の準備をしています。自民党総裁選挙で看板を変えてもこの政治は変わらない。二度と戦争を繰り返さない政治をつくり出すため、来る総選挙ではきっぱりと自公政権への審判を下そう」と日本共産党への支援を訴えました。

 山越氏は「国民には物価高と増税で負担を押し付ける一方で、組織的に裏金つくりをしていた自民党に国民が怒るのは当然です」「軍事費を大幅に増やし、戦争準備を着々と進める政府を許すことはできません。いのち、くらし、平和を何よりも大切にする日本共産党を大きくし、希望をもって生きられる新しい政治を一緒につくっていきましょう」と訴えました。

 ポスターに注目していた通行人が「女性の委員長に変わったんだね」と話しかけ見本紙を受け取りました。

 その他にも、三尾圭司衆院選岐阜2区が、大垣市、神戸町、池田町、揖斐川町、大野町で訴えると共に、山県市、関市、恵那市、中津川市、土岐市でもブロック宣伝が取り組まれました。

名鉄岐阜駅前で訴える(左から)山越氏と堀田氏=19日、岐阜市
街頭で訴える三尾氏(左から2人目) = 19日、岐阜県池田町
プラスターを掲げて宣伝する参加者=19日、岐阜県中津川市

ぎふ 平和美術展を開催

 岐阜市のメディアコスモスで8月13日から54回目の「ぎふ平和美術展」が開催されています。市内外から81人が絵画、写真、書、立体などの116作品を出品しています。最終日の18日午後には、鑑賞者と出品者の集いが開催されます。実行委員会主催。

 舞台芸術の仕事をしていた望月明さん(65)は退職の少し前に絵を始め、退職後はずっと母の介護を続けています。「絵を描くことができてよかった。母のための時間と自分の時間とスイッチを切り変えることができ、自身のバランスがとれている」と語りました。

 沖縄の現状を伝えるドキュメンタリー映画のショッキングな場面を短歌で書に表した座馬乙葉さん(77)は「書に何を書くか、考えるのが大切な時間となっています」「他の人の表現を見ると触発されますね」と語りました。

 毎年鑑賞に来ているという近くに住む女性は「誰もが何を描いてもいい。絵を描くことが平和につながっているのかな」とゆっくり見ていました。

「下から見ると笑顔」と作品をのぞき込む鑑賞者=8月13日、岐阜市

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