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  全医労「団結とたたかいの成果」

各地の医療現場で宣伝行動 岐阜 

 岐阜市にある長良医療センター前では、7人が次々とマイクを持ち、通勤者や地域への宣伝を行いました。

 医労連の河嶌伸友書記長は「私たちの仕事は命、健康を守る大事な仕事です。それなのに他産業より賃金が低く、人員確保ができない。疲れ切ってしまう現場、立ち行かなくなる病院、施設をつくってはならない。よりよい医療、介護をめざして大幅賃上げが必須だ」と訴えました。

 看護助手の女性は「労働に見合った賃金ではない。長年勤める非常勤職員のノウハウや経験値を評価し経験加算をしてほしい」と語りました。

 仕事前に応援に駆け付けた病院内保育所の保育士は「保護者さんの迎えが遅くなるのは、人手不足で時間になっても仕事が終わらない、近隣の病院よりも低賃金で人が集まらないと聞きます」と話しました。

 宣伝行動には全医労長良支部、民医労、医労連、地区労連、県労連、生協労連などから12人が参加しました。

病院前で訴える参加者 = 1日、岐阜市

 恐ろしさ伝えたい 岐阜

 新日本婦人の会岐阜県本部は2月28日、浅沼信人さん(元高校教員)を講師に、県内16支部22会場をオンラインでつないで「原発学習会」を開催しました。計123人が参加しました。

 稲垣豊子会長は、「支部や小組で『新婦人しんぶん』を読み合うと、能登半島地震に関して『原発が心配』という声が必ず出る」と学習会の意図を語りました。

 浅沼さんは「原発ゼロをめざす可茂の会」学習会などで、毎月講師を務めてきました。「能登半島地震で、改めて地震大国日本には原発はあってはならないという思いを強くしています。国中の人に納得してもらえるような発信をしていきたい」と話します。

 学習会では、具体的な図やデータ、新聞記事などを用いて、自然災害に対して無防備な原発、老朽原発の再稼働の危険性、政府の原発対策の方針転換などについて解説しました。

 参加者から「『原発に異常はない』の報道を信じている人は多い。原発の恐ろしさを広げたい」「毎週金曜のスタンディングを続けたい」などの感想が寄せられました。

浅沼氏(右上)の話しを聞く参加者 = 2月28日、岐阜市

岐阜市「サロン9条例会」

 岐阜市で2月27日、「サロン9条例会」で日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の木戸季市事務局長(84歳)が核兵器禁止条約第2回締約国会議に参加した報告をして、参加者と活発に語り合いました。「岐阜・九条の会」の主催し、21人が参加しました。

 木戸氏は自身の被爆体験や、「1991年県原爆被爆者の会(岐朋会)を結成し被団協運動を開始」「2016年からのヒバクシャ署名の取り組みと核兵器禁止条約制定への運動」を振り返って語りました。

 被爆者の長年の願いが2017年、国連本部で採択された核兵器禁止条約という形で実現。その後被団協を代表して同条約の締結国会議にも参加し続けています。木戸さんは「一昨年の第1回会議では、唯一の被爆国である日本が批准、署名していないことを知った多くの国からどよめきの声が上がりました。昨年の第2回会議では、冒頭のハイレベルセッションで被団協の運動を伝え核兵器のない世界の早い実現を求める発言が共感の拍手で迎えられました」と報告しました。

 参加者から「アメリカの経済力、軍事力が日本を再び戦争に突っ込ませるのではないかと不安を抱く」「アメリカいいなりになっている政府、政府を正せないマスコミ、政治に無関心な国民。これらをリセットする活動が必要だ」「一人ひとりは微力でも手をつなぎ合って確信を持っていきたい」「理想を捨てないで、理想は実現するものだと思い続けたい」など、多くの発言がありました。

木戸氏の話を聞く参加者 = 2月27日、岐阜市

「原発をとめた裁判長」 映画上映 樋口氏が講演

 岐阜市の県図書館で2月25日、ドキュメンタリー映画「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」の上映が行われました。樋口英明・元福井地裁裁判長による講演会が行われ、約300人が参加しました。主催は「さよなら原発・ぎふ」です。

 同映画でも取り上げられている樋口氏は、2014年に関西電力大飯原発の運転差し止めを命じる判決を下しました。講演で樋口氏は「『原発事故は甚大な被害をもたらすので、高度の安全・耐震性が必要であるのに、原発の耐震性は極めて低い。よって原発の運転は許されない』と、簡潔明瞭な理論で判決を導いた」と説明しました。

 その上で、「原発問題はエネルギーや環境保護の側面が語られるが、その本質は『原発は自国に向けた核兵器である』という国防問題である」と指摘。「脱原発の運動は50カ所以上の原発をつくらせなかったという成果がある。珠洲市の原発建設計画を止めた人たちは英雄だ」と語りました。

 参加者から「国に忖度(そんたく)しない裁判を進めるために行政裁判こそ裁判員制度が必要ではないか」「福井の原発を止めよと岐阜からも声を上げたい」「全国民が当事者として考えてもらいたい」などの質問や意見がありました。

樋口氏の講演に聞き入る参加者 = 25日、岐阜市

一足先に春気分 海津町

  岐阜県海津市にある「木曽三川公園センター」の展望タワー前にチューリップの花が並んでいます。一般的なチューリップの特性を利用し、球根を数週間冷蔵庫に入れて「冬」を感じさせた後、早春に開花する「アイスチューリップ」です。開花期が長く2月初旬から1カ月余り開花しています。

 公園を訪れた夫婦は「花は普通のチューリップなのね」といいながらカメラを向けていました。

 公園内の通常のチューリップは、背丈10センチ前後でまだまだこれからが成長期です。

 130品種24万株のチューリップとムスカリが公園内を鮮やかに彩る「チューリップ祭2024inかいづ」は3月20日(水・祝)から4月7日(日)に開催されます。

 咲き並ぶチューリプ = 23日、岐阜県海津町

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