「原発ゼロをめざす可茂の会」

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毎月の学習会121回を数える!

 岐阜県可児市で4日、「原発ゼロをめざす可茂の会」が121回目の学習会を開き、会員15人が参加しました。

 会は2011年の東日本大震災翌年に会が結成されて以降、コロナ禍を除き毎月浅沼信人さん(元高校教員)を講師に学習会を継続。福島原発事故の現地や大飯原発の見学も行ってきました。

 浅沼さんは「汚染水(ALPS処理水)海洋放出のその後~政府の方針で強引に進められていく放出、その先は?」と題して、「解決策は汚染水をなくすことではないか」と19ページにわたる資料を使い、汚染水の発生の仕組みや「広域遮水壁」という汚染水を減少させる手立てについて解説。「薄めて流せば安全としか言わずに汚染水(ALPS処理水)を流し続ける政府は、今を生きる日本と世界の人々、さらに未来世代にどう責任を取るのか」と非難し、「原発の廃炉と漁業現場の復興を両立するための論議の場が必要だ」と指摘しました。

 会は今年3月、国への「原発再稼働、新増設は国民的議論を尽くしたうえで決定することを求める意見書」の国への提出を要望して10市町村と懇談。可児市、美濃加茂市で請願が採択されました。

 高相明子代表は、「懇談では、福井県で原発事故が起きた場合に放射能被害を受けるのは岐阜県だという危機感が行政側にないことを実感した」と語りました。

 会では、12月に行われる「かにNPOフェスタ」への出展で広く市民に訴えるよう準備中です。

学習会に参加する会員のみなさん 中央は浅沼信人さん = 25日 岐阜県可児市
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