東日本大震災より13年

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小学校有志が展示 岐阜

 東日本大震災から13年目を迎えた11日、岐阜市のJR岐阜駅前広場で、市内の小中学生有志による「ひさい地をおもう心のメッセージ」の展示が行われました。小中学校の協力を得て「支援グループ岐阜・手と手」が2013年より毎年開催しています。

 広場には長良東中学校生徒80人によるメッセージボードの回りに長良小学校児童のメッセージが書かれた白い折り鶴が265羽並びました。「学校に行きたくない時も、夢をかなえるために一歩ふみだして行っている。福島のみなさんも夢をかなえるためにがんばってください」「人を助ける仕事につきたいです」「希望をもって諦めずに笑顔でいてください」など児童生徒らそれぞれの思いが書かれています。

 妹の折り鶴を見に来た中学3年生は「当時のことは小さくて記憶はないけれど、私も小、中学校の時に授業で震災のことを学んでメッセージを書きました」と話しました。通りがかった女性は「東日本大震災の時は高校生だった。思いのこもった折り鶴は大事に扱わないといけない。震災は昔のことではないし、忘れちゃいけない」と折り鶴を写真に収めていました。

 グループの丹原美穂さんは、「当時ボランティアに行ったときに受けたショックは今回の能登地震でも同じです。福島や能登の現在のようすにも関心を寄せてほしい」と語りました。

JR岐阜駅岐阜駅前広場に並べられたメッセージ入りお折り鶴 = 11日、岐阜市
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