日野射撃場 公園化を!

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岐阜・銃殺傷事件 平和委員会など学習会

 昨年6月に岐阜市の陸自日野基本射撃場で発生した銃殺傷事件に関わって24日、「日野射撃場問題を考える学習会」が開催されました。岐阜市平和委員会、長森・日野九条の会、新婦人岐阜支部鈴虫班が呼び掛ける「日野射撃場撤去・公園化を求める会」準備会が主催し、55人が参加しました。

 岐阜市は、1951年に都市計画を決定し、旧陸軍が射撃場として使用していた日野射撃場一帯を公園化する予定でした。59年に守山第10混成師団(62年第10師団に改編)が使用を申し出て以降、2016年には銃撃音への対応として射撃場を覆道化し、使用を継続しています。

 殺傷事件後、射撃訓練は中止となっていましたが、自衛隊は自治会長など一部の住民を対象にした説明会を開催して訓練を再開しました。現在は隊員の不適切な行動から再び訓練が中止となっています。

 学習会では、日野在住の佐藤八重さん(81歳)が、勤めていた近くの国立病院で1960年代に取り組まれた射撃場撤去運動を語りました。堀田信夫日本共産党市議(74歳)は歴代の市長、市議会の公園化推進の姿勢を説明しました。長森・日野九条の会代表の西村延公さん(77歳)は射撃場が土地利用規制法の対象に指定される危険性を指摘しました。

 地元住民から「人を殺すための射撃訓練の場所にはしたくない」「公園化を目指して運動を進めてほしい」などたくさんの意見が出されました。

射撃場問題を学習、討議する参加者 = 24日、岐阜市
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