PFAS問題を追及!

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永冶明子(てるこ)議員が市議会9月定例会

 岐阜県各務原(かかみがはら)市で13日・14日、市議会定例会の一般質問が行われ、質問者の半数6人が、市内の水源地から国の暫定目標値を上回る有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題について、公表が遅れた経緯や市長の責任、市民の安全性の確保などについて質問しました。

 日本共産党の永冶明子(てるこ)議員は14日▽2020年11月の調査で高濃度の数値が検出された時点で市民に公表をせず、対策を怠った責任▽国に対して水質汚染の原因追及の要請▽住民の血液検査の実施―などについて当局の対応や対策について問いただしました。

 市長は13日の答弁で公表が遅れたことについて謝罪しましたが、責任については「安全な水道水を供給することで職責を果たすのが第一」と述べるにとどまりました。「家庭への浄水器補助」「飲料水の提供」「血液検査」「住民説明会」などについては、「直ちに健康に悪影響を及ぼすことはない」と実施しないと答えました。

 永冶氏は「暫定目標値を超過した水道水を提供し続けている自治体はほかにはない」(13日水道部長答弁)ことから、予防的対策や市民への丁寧な説明が必要だと指摘しました。

 原因追及について市長は「8月下旬から国に原因調査と財政支援等を要望している。年度内に自衛隊基地内の消火用水槽は撤去。今後必要であれば基地内の土壌調査なども防衛省に要望する」と答弁し、永冶氏は調査には市担当者の立ち合いを求めました。

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