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岐阜市に対し視問協が交渉

 岐阜県視覚障害者問題協議会(視障協)は8月21日、岐阜市に対して交通歩行、就労、情報、日常生活などのバリアフリー化を求めて交渉を行いました。視障協から田中鈴子会長他6名が参加し、日本共産党森下満寿美市議が同席しました。

 交渉は7月10日に16項目にわたって出された要望に、市担当局が回答を行い、岐阜乗合自動車株式会社の担当者がバス運行にかかわる事項の説明を行いました。

 交通歩行面で点字ブロック敷設や段差の解消について具体的な要望を出し、市民の理解を広げるため一層の努力を求めました。バス運行では障害者が利用する場合を基本とした運転や臨機応変な音声での案内等を求めました。

 昨年12月の懇談で出された「利用している事業所前の路側帯の中に電柱があり、ぶつかって困る」という視覚障害者の要望に、道路維持課が中部電力と連絡を取り移設の確認がされたが現在まで変化がないという発言に、森下議員は「8か月も放置されている経緯を調べて誠意ある対応をしてほしい」と確認しました。

 市の担当者は「利用者でないと気が付かない点を指摘していただき、公共施設トイレ内の点字シールの不備にはすぐに対応して貼ることができました」と話しました。田中会長は、「毎年同じような要望で進歩がないように思うが、言い続けることが大切」と語り、参加者は「バスの運転手さんの対応に優しさを感じることもある。そんな人が増えてほしい」と話しました。

        岐阜市に要望する視問協のみなさん=21日、岐阜市

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