「リニア新幹線を考えるシンポジウム」 180名満杯開催
会場いっぱいの参加者、佐々木代議士が.問題点をえぐる
岐阜・中津川で「リニア新幹線を考えるシンポジウム」に参加
2013年6月16日、岐阜県中津川市で午後1時半から「リニア新幹線を考えるシンポジウム」が「ちこり村・大会議室」で行われ、佐々木憲昭議員、伊藤けんじ市議も参加ました。
パネリストは橋山禮治郎千葉商大大学院客員教授・米国アラバマ大学名誉教授、中津川市の担当者、佐々木議員です。
「リニア新幹線は、これまで人類が開発してきた乗り物とはまったく異次元のものです。タイヤや車輪で地上を走るのでもなく、飛行機のように空を飛ぶのでもない。10センチほど地上から浮いたまま、長い土管のなかを時速500キロもの猛スピードで突き進む乗り物です。当然、必要性、走行の安全性、電磁波の人体への影響、環境破壊、財政負担など、さまざまな角度から十分な検討を加え、多くの人々が納得できるものにしなければなりません。しかし、そのような検討がなされたと言える状況ではありません。
たとえば、リニアはトンネルが8割で、地上に出ている2割の部分もフードに被われ景観を楽しむことはできません。万一トンネル内で事故があった場合どうなるでしょうか。掘削の大量残土の処理、地下水脈の変化、騒音・電磁波の影響、採算性等々、問題山積です。
シンポジウムは、会場いっぱいの参加者で熱心な議論が続きました。地元の方々から、震災のときはどうなるのか、電磁波や音波の影響はどうか、自治体の財政はどうか、エネルギー大量消費でいいのか、など不安や疑問が続出しました。
国家的事業でありながら、私企業ＪＲ東海が事業主体となっているため、住民に情報開示せず、国土交通省がゴーサインを出す仕組みになっているのが問題です。これでは国民のチェック機能が働きません。
住民の不安と疑問を、きちんと国政と政府に突きつけなければなりません。」と佐々木代議士は指摘しました。
あなたの疑問、不安を聞かせてください。参加の呼びかけ
研究会･市民の会・共産党が共催して、リニア新幹線を考えるシンポジウム開催！
･･･参加をご案内
東京-名古屋間を最短40分で結び、最高時速500㌔㍍のリニア新幹線の建設工事は、費用10兆円の超大型プロジェクト。2027年にＪＲ東海が開業をめざし、山梨実験線で試験走行を今後行うと発表しました。
中津川市坂本駅付近に、中間駅の「岐阜駅」をつくるというものの、場所や路線の詳細がわかるのは今秋以降です。市民にはまだまだ情報が伝わっていません。
リニア新幹線はトンネルが8割、磁気浮上式といわれ、万が一トンネル内で事故が起きた場合どうなるのか、掘削の残土の処理、地下水脈の変化など問題があります。また、騒音・電磁波の影響、人の健康への影響はないのかも心配されます。
リニア新幹線は、遠隔操作で運転し、乗務員はなく、「岐阜駅」に駅員は配置しないなどの話も聞こえました。電気の供給は？採算は取れるのか、など多くの疑問や不安があるリニア問題。
『ご一緒に考えませんか？』
リニア新幹線を考えるシンポジウム
日時：2013年6月16日（日）午後1時半～16時
会場：ちこり村・大会議室（中央道中津川ＩＣ出てすぐ。）0573-62-1545
パネリスト 橋山禮治郎 氏（千葉商科大学大学院客員教授）、中津川市担当者、
佐々木憲昭 日本共産党衆議院議員
共催 恵那地域リニア新幹線研究会
リニアを考える恵那市民の会
日本共産党恵那地区委員会
（民報なかつがわ268号より転載して、紹介します。日本共産党中濃地区可児市委員会）
|
