日本共産党可児市議団
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伊藤けんじ

伊藤けんじ活動レポート

高速道トンネルの残土から重金属 を検出、水質環境を守れ

地下水の汚染 相次ぎ判明

土田、今渡地区で水環境の汚染・汚濁が発覚
 
 私が水質環境保全と井戸水・地下水の調査を要求したのが2001年3月議会。当時、有機塩素系化合物による地下水汚染が大きな問題となっていました。可児市地域でも苦い経験が語り継がれてきました。地域住民の不信は深いものがあります。住民は多かれ少なかれ関連地元企業に関係しており、大きな声があがらないだけのことでした。 この01年3月議会では、伊藤が可児市全域の水質調査を求めたのに対し、可児市は岐阜県の自主検査マニュアルに沿って今後監視したいとしました。
 
 4ヵ月後の7月に37箇所の井戸水を調べたところ、5箇所から安全基準を超える高濃度の汚染が判明しました。さらに汚染地域の特定と原因の除去、二次三次調査、市内全域の検査を実施。最終的には約300箇所の井戸を調査し、72箇所で環境基準値を超える(最高220倍値)テトラクロロエチレンを検出し、いまも継続した監視体制がとられています。(2006年時点)
 日本共産党可児市議団は、事態が判明した直後の01年7月31日、可児市長に原因究明、希望個人宅の井戸水調査、住民検診と迅速な情報公開を申し入れました。
 03年に、継続検査中のデータが異常値を示しました。そのたびに、半径500Mの井戸水・湧き水を採水調査します。(2003年4月の今回は43箇所を調査、結果は環境基準内でした。)
 便利だといって多用した人工の有害物が、”負の遺産”として地中奥深く、土壌に染み込んだ結果、いまも公害・有害物質対策に追われる可児市の現状です。 

木曽川沿いの可児市を望む


ため池を酸性化、重金属カドミウム、銅を検出・・東海環状道の残土から

 東海環状道に関連する工事(国土交通省・多治見砂防国道事務所が事業主体)の土砂盛土箇所(ストックヤード)からの排水が原因でため池の水質が酸性化したことで、飲料水への不安、農業、漁業への被害が発生しました。(可児市大萱地区=人間国宝荒川豊蔵氏の窯で有名な土地です)
 これは、大型の公共工事(自動車道建設のトンネル工事)により、人為的に地中の地層が掘り起こされたこと、それまで地中に“眠っていた”硫化鉱物が「化学的風化作用」をうけて酸性水を排出させたとしています。
 国の開発行為が自然の生態系を危うくする場合もあります。安全な水質環境、水の循環系を確保することが緊急の課題です。そのためには、水質保全(河川・地下水)条例などの制定が求められます。
 2008年の現在も、雨が降って残土ストックヤードに地下水が浸透すれば、酸性化する事態が続きます。近年の地震による「山の崩落」事例などが起きており、心配の声が上がっています。

住民の声を受け、可児市長に緊急の申し入れ 03年6月

03年6月2日  水質汚染問題の緊急申し入れ(要旨)
日本共産党 市議会議員 伊藤健二、同 冨田牧子
日本共産党 可児市農業委員 永井 勝     

久々利のため池、河川・水質異常で、農業用水の環境基準値を上回るカドミウム等の重金属イオンが検出されました。地域住民への5月30日説明会は事態が深刻であることを示しました。
次のことが判明。
@酸性化した水質を中和プラント(苛性ソーダで中性化・中和)で処理しても、イオン化した重金属は沈殿堆積せず下流域に汚染を拡大する。住民はこれ以上、排水のたれ流しは認めないと具体的対策を取るよう要求していること。
A市は国の後追いを改め、責任を持って対処してほしい。誰が住民の命と健康、農漁業と暮らしを守るのかと市民が訴えていること。可児市の「安全宣言」に強い不信感を顕わにしていること。
B今後の梅雨季を迎え、ストックヤード残土への浸透雨水が増えれば、汚染物質の増大が懸念され、万一の場合、流域河川にまで重金属汚染が拡大する可能性は否定できず、行政側が事態の重大さに気付いていないと言わざるを得ないこと、などです。
 カドミウム、銅など重金属をふくむ排水・放流を放置するならば、いくら「安全」を口にしても可児市当局の責任が問われます。可児市長あて[申し入れ事項] (要約)は次のとおりです。
1. 市長を本部長とした対策本部を設置すること。
2. 今後の排水対策について、可児市の基本見地を明確にし、最大の安全策を構築する。
3. 井戸水への不安がでているので、安全検査を実施するのは当然のこと、給水車などによる生活援助を具体化する。また、井戸水を飲料水に使ってきた住民の健康管理、検診については十分な配慮をする。
4. 可児市の残土ストックヤードは、小規模ながらもう1箇所市内にあり、ここが安全である確認が必要。可児市1市にとどまらない問題であり、適切なる対処をする。

 

 

 

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